「スーツ」は英語で何?日本で流行った理由と独自の進化クール・ビズ

社会人の制服といえば、「スーツ」。
仕事だけではなく、成人式や面接・冠婚葬祭など、日本の礼服として馴染みがあるスーツですが、なぜ日本で広まったのかご存知でしょうか。
この記事ではスーツの英語の意味・由来・語源から、日本独自の文化「クール・ビズ」までの進化をお伝えします。

スーツの英語と由来は?世界で流行り、日本の礼服になった理由

スーツは英語で「ひと揃いの服」。元々は農民のための服だった!

スーツは英語で「suits」。一組や一揃いという意味があります。

一般的に同じ布地で作った上下ひと揃いの服のことを指し、フォーマルな服装と言えばスーツのイメージですよね。

今やサラリーマンが着ているイメージの強いスーツではありますが、実は農民が農作業着として着ていた「フロックコート」が原型なのです。

16世紀当時、燕尾服のような作りで前開きではなかった農民服。

作業をしやすくするために前開きのボタンが付けられ、便利だったため軍服や航海士の服にも使われたのがスーツの由来です。

その後20世紀にアメリカでビジネスウェアとしての人気が高まり、世界中に普及しました。

スーツが日本に来たのは明治時代。高度経済成長で一般的に普及。

スーツは明治維新の頃、種子島に漂着したポルトガル人が着ていたことで、日本に伝わりました。

手作業で作るスーツは当時、世界でも富裕層しか着れませんでした。

その後昭和30~40年代に高度経済成長期を迎え、機械化が進んだことで大量生産ができるように。

量販店が低価格のスーツを販売することで、日本で広まりました。

日本人による技術はきめ細やかく、日本人に合うスーツが作れたこともスーツが広まった一因でしょう。

【豆知識】スーツの上着「背広」は英語!?ロンドンの通りの名前。

スーツのことを、日本語では「背広」と言いますよね。

実は、背広の語源はイギリスのショッピングストリート「Savil Row(サヴィル・ロウ)」が由来と言われています。

「Savil Row」は、オーダーメイドのスーツを作る名門の仕立て屋が集まる通り。

背広が英語で、漢字が当て字とは意外ですよね。

ちなみに、ワイシャツもYシャツと誤解をされやすいですが、実は「White Shirts(ホワイト・シャツ)」を省略したことが語源。

英語では白いワイシャツにしか使えないので注意してくださいね。

時代とともに進化するスーツ「クール・ビズ」は日本独自の文化

「クール・ビズ」は「暑いから」?いえ、「地球温暖化対策」!

クール・ビズは、2005年に環境省が地球温暖化防止のために推進した日本独自の政策です。

冷房時の室温を28℃に設定しても、快適に過ごせる軽装や取り組みを促すライフスタイルで、「ノーネクタイ、ノージャケット」を合言葉に一般的に広まりました。

そもそも、スーツはヨーロッパの涼しく乾燥しがちな気候のもと発達した服。

高温多湿な日本で着る服としては、適していないのです。

それでも、正式な場所にはスーツを着ていないと失礼だという認識がまだありますよね。

それを、政府主導で日本に一斉に広めたのが、「クール・ビズ」の始まりです。

「クール・ビズ」で進化!日本ならではの夏向けスーツとは?

クールビズが提唱され一般的になるにつれ、スーツも多様に進化を遂げています。

丸洗いできるジャケット、麻布で涼しく透け感の少ないジャケットなど、涼しくても見た目が良いスーツも多くなりました。

しかし、フォーマルな職場ではダークスーツ着用を義務にしている会社もありますよね。

そんな職場には、太陽光を80%反射することで生地表面の温度を10度も下げるダークスーツも。

湿気が多く暑い日本に合った、フォーマルでも涼しいスーツがどんどん開発されています。

環境省は、2012年に「スーパー・クールビズ」を推進しており、日本の仕事着のさらなる進化に期待ができますね。

まとめ

スーツは英語の「suits」が語源で、今や世界中に広がった礼服です。

ヨーロッパの涼しく乾燥しがちな気候で作られたスーツですが、クール・ビズにより日本独自の進化を遂げています。

フォーマルな服装とは、相手に礼儀を示し、印象を崩さないことが必須

礼儀を重んじる日本だからこそ、暑い夏に対応した様々なスーツが開発されています。

高機能な素材のおしゃれなスーツで、暑い夏を涼しい顔で乗り切りましょう!

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